「博物館研究 Vol.57 No.9」に掲載された拙稿「日本のミュージアムショップ、グッズの誕生とその背景、課題、今後への望み」のさわり

 

 9月に入って、セミの声も秋風を感じるようになりました。ヒグラシは、少しかな。

 日本列島は、台風の猛威やコロナ禍のもとにありますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。「ミュゼ」休刊を宣言してから約半年となりますが、ボチボチとブログで助走していきたいと思います。しばらくは、このホームページのシステムを使って、いきます。いろいろ検討しましたが、ドーンとは行けずに建て増しみたいな感じで、やってみます。

 そのうち、いい方法も見つかるでしょう。

 7月にお試しを1回載せましたが、お知らせもせずだったもので、誰も読んでいただいていないようなので、寂しい原稿となっています。バックナンバーとして、お読みいただいたら幸いです。

 ところで、今回は、先日発行された「博物館研究 Vol.57 No.9」に掲載された拙稿「日本のミュージアムショップ、グッズの誕生とその背景、課題、今後への望み」について紹介したく、概要と画像をしたいと思います。内容は、私が「ミュゼ」の編集長となって創刊した1994年前後の、バブル経済期から始まったミュージアムショップ、グッズブームのこと、博物館や美術館に対して「開かれた親しみやすい」場であってほしいと人々が要望したこと、その一つのとっかかりがミュージアムショップやミュージアムグッズであったこと、さらに雑貨ブームなども後押ししたことなどの時代背景を書きました。最初は、試行錯誤でショップ経営、グッズ開発が進んでいきましたが、だんだん2000年前後から成功例ができ、さらに国立博物館の独立行政法人化が、大きなインパクトとなって広まっていったことなどを書きました。

 なお、これまで学術書ではなかったので、あまり知られていなかったミュージアムショップやグッズについてのビジネス系の資料集が出版されていたことも振り返り紹介しました。

実は、けっこうな内容なんです。マーケティング専門家や丹青研究所の里見さん、国学院大 の青木先生、内川先生も書いていらっしゃいます。

 ああ、長くなっちゃいましたが、別途、博物館協会さんのお許しをいただけたら、ここにも画像を載せられるかな。

 とりあえず、私が提供した写真の画像をおみせいたしましょう。

 当時の雰囲気に、ちょっと浸っていただければ嬉しいです。